アリスは川辺でおねえさんのよこにすわって、なんにもすることがないのでとても
退屈(たいくつ)しはじめていました。一、二回はおねえさんの読んでいる本をの
ぞいてみたけれど、そこには絵も会話もないのです。「絵や会話のない本なんて、
なんの役にもたたないじゃないの」とアリスは思いました。